3Dホログラムサイネージ『HYPERVSN』のメディア化に向け、広告効果検証のプロセスを構築【ひろしまブランドショップTAUでの実証結果報告】
『HYPERVSN』は、肉眼で見ることが可能な立体映像を映し出す最先端のデジタルサイネージです。LED付きブレードが回転することで、専用のメガネやアプリを使わずに映像を浮かび上がらせる仕組みです。大規模な工事や環境整備の必要がなく、初期投資が抑えられる点も魅力となっております。店頭での販促施策や、公共スペースでの誘導灯、エンターテイメントなど、幅広い用途での活用が期待される商品です。店舗に来店したお客様、街ゆく人が、驚きの映像体験によって心揺さぶられる瞬間を生み出します。
特に、3Dという近未来的な視覚効果が人々のポジティブな興味を誘引することから、店舗内周遊や販売促進活動のテコ入れ施策としての活用が期待されます。すでに世界80ヵ国で導入されている『HYPERVSN』ですが、3Dホログラムがあまり浸透していない日本においては、今後、多くの注目を集めることができます。実際、「ポスターやPOPなど一般的な施策では効果が感じられない」、「購入率や視認率が低迷している」、などのお悩みを持つ店舗様から、ご好評をいただいています。
『HYPERVSN』を活用した媒体開発に着手
栃薮商事では、『HYPERVSN』をPOSデータや位置情報データと組み合わせることにより、実際の購買や行動にどれくらいの効果をもたらしたかを可視化できる、画期的な広告ソリューションとしてご提供させていただきます。
■POSとの連動による販売促進効果の計測
物販や飲食店において『HYPERVSN』を設置した場合、販売促進を目的にした商品の3Dホログラムを投影することが可能です。店舗のPOSデータを活用し投影前後のアップリフト分析をすることで、投影したデータに紐づく商品の売上の変化を可視化できます。
■位置情報との連動による行動計測
サイネージに接触したスマートフォンユーザーが、実際の行動という形でアクションを起こしたかを計測するという手法があります。例えば観光地への集客を意図した訴求を実施した際に、地点間移動の人流分析(実際にその観光地を訪れたユーザーの人数やユーザー属性の把握)をすることにより、次期施策の仮説出し等を含めた、より深い示唆をご提供することが可能です。
栃薮商事は広告効果検証の実証プロセスを構築することにより、『HYPERVSN』のメディア化を実現しました。これにより、『HYPERVSN』の設置店舗様に対して、広告収入という新たな収益の柱のご提案ができるようになりました。ブランド価値やストーリーが消費者の満足度を高められるとされる現代において、売り場のメディア化をご検討されている事業者様にぜひご検討いただきたいソリューションとなっております。
ひろしまブランドショップTAUでの実証実験で明らかになった3Dホログラム_2つの効果
2021年6月、ひろしまブランドショップTAU様にご協力をいただき、3Dホログラム『HYPERVSN』がもたらすお客様の購買等・行動変容についての実証実験を行いました。
ひろしまブランドショップTAUとは
TAUは、東京都中央区銀座に店舗を構える、広島県のブランドショップです。広島県の物産を数多く取り揃える他、商品のテストマーケティングや商談会など、地元企業の活性化に寄与する取り組みを展開しています。フロア構成は、地下1階が和食店、1階が食品の物販、2階がお酒や工芸品の販売とお好み焼きレストラン、3階がイベントスペース兼イタリアンです。ブランドショップの中では最大級の広さを有する一方で、お客様の店舗内回遊における課題を抱えていました。
<実施概要>
期間:2021年6月1日~6月30日
設置場所:入口正面スペースに1台設置
<検証目的>
目的:HYPERVSNキャンペーン実施前後での広告効果比較
■投影商品のPOSアップリフト分析
■2階への店内回遊訴求及び、その効果検証
<結果>
■実施前後の「1日あたり平均購入数」
6商品カテゴリ中、5つがUP(108 ~ 271%)※中央値:188%UP
(※レジ通過者人数は比較前後で増減なし)
■2階訪問数(レジ通過者人数) 126%UP
(※TAU来訪者とレジ通過者人数は比較前後で増減なし)
トピック1:食品物販の購買が最大271%増
ひろしまブランドショップTAU様に、属性の異なる複数の商品をセレクトいただき、それぞれの3Dコンテンツ素材を作成。店頭で放映し、購買率の変化を観測いたしました。
このような成果を導いた要因として、『HYPERVSN』の視覚的なインパクト〜それに付随する近未来的でポジティブな印象や驚き、そしてそれらの体験価値を”購買の直前”で訴求できたことが、購入率UPに貢献したと考えられます。
トピック2:2階のレジ通過者数126%増
ひろしまブランドショップTAU様では、2階売り場への送客及び購買促進に課題を抱えていらっしゃいました。そこで2階の存在を認知させる3Dコンテンツ素材を作成〜投影。結果的に、2階のレジ通過者人数は投影前後で126%増となりました。これにより、『HYPERVSN』による誘引〜送客の促進効果が証明されました。
(投影前後の店舗全体の来訪者数に増減はなし)
地元の活性化に繋がる先進的な取り組み
ひろしまブランドショップTAU様とのお取り組みにより、ブランドショップにおける『HYPERVSN』の活用方法について新たな知見が生まれました。
3Dサイネージという先進的な手法を導入することで、店舗に新たなイベントゾーンの生成が可能となります。これは、地方から東京(首都圏)へ、
自社の特産品を発信していきたいと考えるメーカー様にとって、とても魅力的なディスプレイ広告であると考えられます。
また、来店したお客様に対しては、先進的な訴求方法により未だ見ぬ商品との出会いを促します。魅力ある地元の特産品を求めに訪れた”感度の高い”人々に、ポジティブな体験を提供することが可能です。
栃薮商事では今後も、『HYPERVSN』を活用した販売促進のご提案、そして収益の柱となるメディア化のご提案を推進してまいります。
日本での活用が広まって間もない3Dホログラムサイネージのご活用を、ぜひご検討くださいませ。